2020年5月8日金曜日

もふもふを愛でよ!「 絵筆の召喚術師 ~神絵師が描いたら何でも具現化できました~ (ドラゴンノベルス)」




今回は、異世界転生小説の紹介記事を書かせていただきます。

この作品は異世界転生であり、主人公は若くして亡くなったアニメーターです。
自身が関わったアニメで絶大な信仰を獲得できたお礼に、と神にとてつもない能力を与えられて転生します。信仰あるところに神あり、というのは日本的な感じがします。

アニメーターとして、タブレットと水だけで健康を顧みず描き続けた主人公。過労死するのも当然のところですが、彼は死んでも絵を描くことを好きであり続けました。

というか、物語の最中ずっと、彼の真の願いは「絵を描きたい」に尽きるのです。

しかし、物語中盤から怪しげな影がその存在を臭わせてきます。

世界樹に干渉し、主人公メネウを敵視する存在——

何度か戦いを経験し、いざこざも解決し、仲間がいることやおいしいものを食べる喜びを知ったメネウが、悪意ある神の手で転生する前のアニメーター生活に戻ってしまったシーンが印象的でした

アニメーター時代も、仕事には誇りを持ち描くことが嫌いではなかったはずの、メネウこと和也。しかし、痩せこけ真の人生の楽しみを知らない自分の姿に恐怖し、それを拒絶します。

和也が過労死しなかったifの世界、もしメネウがそれを受け入れていたら、和也を転生させた張本人の神もメネウとしての人生に戻せなかったとか。

……とハードな展開を予想させてしまいましたが、内容はとてもほのぼの。

もふかわいい獣が召喚されたり、神々しい神獣とハグしたりします。

無意識にチートするメネウに周りの人間も呆れ気味(笑)

物語はまだまだ続きがありそうなので、続編に期待します!

春瀬由衣